当社は1939年(昭和14年)にゴム製品の卸売業として、創業者栗山芳雄により創業されました。以来、国内ではゴムメーカーである王子ゴム化成や技術開発の拠点であるクリヤマ技術研究所(現:クリヤマR&D株式会社)を設立し、工業用ゴム製品の製販一体の事業を確立してまいりました。また同時に昭和30年代より海外の建材やスポーツフロアの輸入も開始、事業領域の拡大を図ってまいりました。
一方、海外においては1968年(昭和43年)にKuriyama of America, inc.を設立、産業用ホースの製販一体型ビジネスを展開してまいりました。現在では北米における産業用ホースのトップブランドにまで成長しております。
現在のクリヤマグループは各事業領域において独自のユニークな製品開発に一層の拍車をかけております。 国内では当社のサプライヤーであった尿素センサーメーカー(株)サンエーを2015年に買収、当社の顧客である建機、農機メーカーへのプレゼンスを高め、排ガス規制に対応した製品開発を推進いたしました。 また、海外ではレイフラットホースのトップブランドであるTIPSAグループを2015年に買収、スペインとアルゼンチンに製造拠点を確保しました。現在は北米の産業用ホース事業とのシナジーの最大化を推進しております。
そして、2024 年には、オーストラリアに事業子会社を設立いたしました。北米・中米、欧州・南米事業で取扱うブランドをオセアニア市場へ拡販することで、更なるグローバル展開を図ってまいります。
当社グループを取り巻く経営環境は、新型コロナウイルスの影響が収束し、経済活動が回復に向かう一方で、地政学リスクの拡大や急激な為替変動など、先行きの不透明感が今後も続くものと予想されます。
このような状況を乗り切るためにも、クリヤマグループは、今こそサステナブルな企業集団に生まれ変わる千歳一遇のチャンスととらえ、下記基本方針と事業戦略のもとで、クリヤマグループの歴史と英知を結集し、「100年企業」に向け、発展し続けてまいります。